ドローンエンジニア養成塾とランディ氏の取り組み
ランディ氏は、日本でドローンのソフトウェア開発に取り組むエンジニアを育てるために、ドローンエンジニア養成塾の塾長としても活動している。 その取り組みの中で、年に1〜2回のペースで開催されてきた塾生の発表会で、最新の技術動向や、自身の研究開発の成果を公開してきた。そうした取り組みの中から、2020年の発表内容を紹介する。(田中亘) ArduPilotの技術概要と最新動向 ランディ氏は、ArduPilotの利活用を促進する最新デバイスとして、高性能なフライトコントローラーの最新機器を紹介する。その特長についてランディ氏は「最新のフライトコントローラーは、メモリとCPUが、5倍から10倍に進化しています。 そのおかげで、開発言語のC++だけではなく、Lua Scriptが使えるようになりました」と説明する。Lua Scriptは、汎用スクリプト言語であり、Perl、Python、Rubyと比較して高速に動作する。 ランディ氏が紹介したフライトコントローラーの多くは、CPUにSTM H7を採用し、衝突回避や非GPS下でのナビゲーションを可能にしている。加